亀井金融担当大臣:「日本の株価には大和魂がない」と活性化策を提案
11月14日(土)19時40分配信 サーチナ
【「霞ヶ関発・兜町着」直行便】
亀井静香・金融担当大臣は、定例記者会見を、同じ日に2回開いている。というのは、金融庁記者クラブとは別に、雑誌やフリーの記者向けの会見に応じているのだ。なぜかというと、新聞やテレビがメンバーの各官庁に置かれている記者クラブが、雑誌記者と一緒の会見を頑なに拒んでいるからだ。そこで亀井大臣は広く情報を公開するという『持論』から、広く門戸を開放している。民主党政権下の各大臣の中でも、このような便宜を供しているのは亀井大臣だけだ。ところで、この雑誌向けの会見がすこぶる面白い。記者クラブのそれと違って質問も鋭く、答える亀井大臣も歯に衣を着せずに、ズバリ本心を語ることが多い。11日の会見でも株式市場について、こんなやり取りがあった。
記者が「日本の株式市場は、新政権の不透明感もあり、少し戻りが弱いと言われているが」と水を向けると、大臣はすかさず、「前政権が悪いことばかりしているから、それを整理することに、今、力がいってしまって、『新しいもの』を作り出していくということが、今のところ見えていない。だから、それが株価にも影響してくる。7割近い東証(の売買代金)も、こう(ニューヨーク市場の影響を受ける)ということもあるが、基本は、日本経済自身が非常にたくましいエネルギーを持つことが必要だ。(株価の低迷は)今の日本の企業自体が、未来に向けて力強さというのをまだ示していないということに(原因が)ある」と、語る。
さらに、別の記者が「今後、どういったものが『新しいもの』になるのか」と、畳み掛けると、「それは、総理の、(CO2)25%削減みたいな大きな目標にもあるように、世界の環境(問題)を克服していく産業活動が、大きな経済成長の一つの機関車にはなり得る。エコカーだけでなく、今度はエコ住宅をやったら良いではないか。住宅産業は裾野が広いから株価を押し上げていく一つの要因にもなっていく。また、地方を再生していくエネルギーが、株価にも影響していくと思う。要は、今の日本の株価には大和魂が全然感じられない。ニューヨーク市場に『右に倣え(ならえ)』してしまった。外国の企業や資本が、投資をしていこうという、魅力のある日本経済にしていかなければ駄目だ。そのためには、世界のどの国にもあるような産業ではなくて、日本(固有)の産業を日本自身が作り出していくこと。その一つは、やはりテクノロジーだ」
日本の株価には大和魂がない、とは恐れ入った発言だが、この亀井節、わが国の株式市場の本質を衝いている。新しい、魅力的な材料に乏しいことが、平均株価1万円台を確保し、さらに上に大きく伸びていけない原因であることは確か。「見直し」「凍結」「圧縮」「削減」という言葉を毎日、聞かされていては、力も出て来ようがない。「事業仕分け」でムダを省くことの、「凄さ」と「大切さ」は分かったから、次は、景気の良くなる「事業創出」をして欲しいものだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
亀井静香・金融担当大臣は、定例記者会見を、同じ日に2回開いている。というのは、金融庁記者クラブとは別に、雑誌やフリーの記者向けの会見に応じているのだ。なぜかというと、新聞やテレビがメンバーの各官庁に置かれている記者クラブが、雑誌記者と一緒の会見を頑なに拒んでいるからだ。そこで亀井大臣は広く情報を公開するという『持論』から、広く門戸を開放している。民主党政権下の各大臣の中でも、このような便宜を供しているのは亀井大臣だけだ。ところで、この雑誌向けの会見がすこぶる面白い。記者クラブのそれと違って質問も鋭く、答える亀井大臣も歯に衣を着せずに、ズバリ本心を語ることが多い。11日の会見でも株式市場について、こんなやり取りがあった。
記者が「日本の株式市場は、新政権の不透明感もあり、少し戻りが弱いと言われているが」と水を向けると、大臣はすかさず、「前政権が悪いことばかりしているから、それを整理することに、今、力がいってしまって、『新しいもの』を作り出していくということが、今のところ見えていない。だから、それが株価にも影響してくる。7割近い東証(の売買代金)も、こう(ニューヨーク市場の影響を受ける)ということもあるが、基本は、日本経済自身が非常にたくましいエネルギーを持つことが必要だ。(株価の低迷は)今の日本の企業自体が、未来に向けて力強さというのをまだ示していないということに(原因が)ある」と、語る。
さらに、別の記者が「今後、どういったものが『新しいもの』になるのか」と、畳み掛けると、「それは、総理の、(CO2)25%削減みたいな大きな目標にもあるように、世界の環境(問題)を克服していく産業活動が、大きな経済成長の一つの機関車にはなり得る。エコカーだけでなく、今度はエコ住宅をやったら良いではないか。住宅産業は裾野が広いから株価を押し上げていく一つの要因にもなっていく。また、地方を再生していくエネルギーが、株価にも影響していくと思う。要は、今の日本の株価には大和魂が全然感じられない。ニューヨーク市場に『右に倣え(ならえ)』してしまった。外国の企業や資本が、投資をしていこうという、魅力のある日本経済にしていかなければ駄目だ。そのためには、世界のどの国にもあるような産業ではなくて、日本(固有)の産業を日本自身が作り出していくこと。その一つは、やはりテクノロジーだ」
日本の株価には大和魂がない、とは恐れ入った発言だが、この亀井節、わが国の株式市場の本質を衝いている。新しい、魅力的な材料に乏しいことが、平均株価1万円台を確保し、さらに上に大きく伸びていけない原因であることは確か。「見直し」「凍結」「圧縮」「削減」という言葉を毎日、聞かされていては、力も出て来ようがない。「事業仕分け」でムダを省くことの、「凄さ」と「大切さ」は分かったから、次は、景気の良くなる「事業創出」をして欲しいものだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
最終更新:11月14日(土)19時40分
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