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国内株式市場見通し:三菱UFJ決算、イベント通過でアク抜けにつなげたい

11月14日(土)11時11分配信 フィスコ

現在値
Fリテイリ 14,230 +150
三菱UFJ 459 +3
米国市場の強い動きを支えにリバウンドが期待されたが、日経平均は1万円を回復することが出来ず、週末11/13にかけての下げによって直近安値をうかがう展開となった。決算発表が続くなか、増資発表が相次いでおり、需給圧迫要因として警戒されている。また、政策不透明感が強く、日本国債の格下げへの警戒から円高傾向が強まったことも嫌気されている。中国の経済指標の発表も、手掛り材料とした動きも限られていた。オバマ米大統領の初来日を受けた新エネ関連などのテーマ物色についても、日替わり的な売買にとどまっている。後場に入ると弱含む流れが続いたことも、参加意欲を後退させた。相場全体がこう着感を強めるなか、指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>など、値がさ株の動向に左右されやすい相場展開となった。

日経平均はひとまず直近安値近辺で下げ止まっているが、底打ち感は強まっていない状況。ボトム形成を意識させる“きっかけ”が必要である。11/18には三菱UFJ<8306>の決算発表が予定されているが、タイミング的にはファイナンスの発表があるとの見方が大勢である。ファイナンスの発表については織り込まれているが、ここにきてファイナンスを発表する企業が相次ぎ、需給懸念を強めているだけに、三菱UFJによる発表で一大イベント通過といったアク抜け感につながる動きを期待したいところであろう。

ただ、本格的なリバウンドは期待しづらい。政府の事業仕分けで薬価引き下げ観測が強まり、薬品株の急落につながるなど、政策動向に不透明感が強く、国内機関投資家の売り越し基調も続いている。クレディ・スイスが日本株比率をニュートラルに引き下げるなど、海外資金流出も警戒されやすい。MSCIの定期入れ替えの発表があったが、実際の需給発生は月末ながら、ウエイト増減の銘柄の動きが明確に表れていた。それだけ参加者が限られており、インデックスに絡むリバランスの動きが目立つのであれば、中長期的な方向性を取りに行く参加者は限定的といったところである。

物色としてはリバランスによる変動を取りに行くほか、個別対応になる。材料株などは日替わりであり、もっても2営業日程度であろうが、それでも新エネルギー関連の銘柄に関心が向かいやすい。また、米国では小売売上高、NY連銀製造業景気指数、生産者物価指数、鉱工業生産など経済指標の発表が多く予定されている。米国との連動性は薄れている感はあるが、現在の需給環境ではマイナスインパクトだけは強く反応しそうである。
株式会社フィスコプレイス

最終更新:11月14日(土)17時18分

フィスコ

 

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