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アルコニックス:第2四半期決算発表と同時に通期業績予想の上方修正発表

11月8日(日)7時14分配信 サーチナ

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アルコニク 3,200 -220
■非鉄金属需要回復の兆しが見られるが、まだ病み上がりの状態


 アルコニックス <3036> は、5日に今10年3月期第2四半期決算発表と同時に通期業績予想の上方修正も発表。


 第2四半期連結業績の売上高は、491億円(前年同期比52.9%減)、営業利益5億4500万円(同67.5%減)、経常利益5億3500万円(同61.6%減)、純利益13億9500万円(同101.4%増)と大幅減収、営業・経常利益の大幅減益となったが、最終利益は企業結合に伴う負ののれん発生益を特別利益として計上したことから、大幅増益となった。


 決算発表同日に同社の本社で決算説明会が開催された。同社の代表取締役社長正木英逸氏は、第2四半期の総括として「非鉄金属市況は回復傾向にあり、主要需要業界の生産も前四半期以降、上向きに転じたことで非鉄金属需要も回復の兆しが見られますが、まだ病み上がりの状態です。欧州も米国も良くない、日本も不調です。しかし、中国だけが順調で、非鉄相場は大幅に回復しています」と前4半期よりも回復しているが、まだ低水準の回復にとどまっているなかで、中国だけが順調である現況を語り始めた。


 事業別売上高を見ると、軽金属・銅製品193億5200万円(同43.1%減)、電子・機能材188億4200万円(同54.0%減)、非鉄原料76億8200万円(同65.9%減)、建設・産業資材32億2300万円(同51.9%減)。


 事業別営業利益は、軽金属・銅製品1億1800万円(同46.6%減)、電子・機能材3億7700万円(同65.3%減)、非鉄原料8400万円(同74.4%減)、建設・産業資材△4100万円(同218.1%減)。


 「数量で4割減少、単価で2割減少しました」(正木社長)と語ったように大幅減収減益である。


 新しい動きは、9月8日に大川電機を連結子会社としたことで、同社グループに初めてメーカー企業が加わったことである。また、9月24日にALCONIX LOGISTICS(THAILAND)LTDを設立し、タイ国内での新規取引先の獲得を目指しIPO(タイの公的機関が流通業者を対象に税制面等での特典を与える制度)を取得した。この結果、同社の海外法人は7カ国10拠点(他に、米国、シンガポール、香港、タイ、中国<上海、北京>、ドイツ、マレーシア、台湾)に拡大している。


■国内での拡大は困難、海外で生きていく、中国を中心に伸ばす


 2010年3月期から2012年3月期に亘る中期経営計画を発表しているが、「先が見えないので目標数字入れていません。方針だけを表しています」(正木社長)とリーマンショック以降の市場環境の激変ぶりが窺われる。


 全体戦略として、まず、業容多様化のために川上、川中、川下等のM&Aを推進、及び新規事業投資案件の発掘・推進に努める。次にアルミ・銅取引の維持・拡大に努める。3番目に成長著しいレアメタル及び電子、機能材分野の強化を図る。4番目に環境問題に対応したリサイクル分野を強化する。5番目に海外店ネットワークを更に充実させ、顧客ニーズに応えると共に、地場取引や三国間取引を増やすために商社機能を発揮するとしている。


 同日に通期連結業績予想の上方修正も発表したが、売上高は前回発表通りの1085億円、営業利益は前回発表を3億円上回る14億円(予想比27.3%増)、経常利益は前回通りの12億円、最終利益は8億8000万円上回る16億5000万円(同114.3%増)に修正した。


 しかし、前年同期と比較すると、売上高34.4%減、営業利益14.9%減、経常利益24.0%減、最終利益807.1%増と最終利益を除けば、まだ前期並みとは言えない。


 「国内の売上高に占める割合は42%で、これ以上拡大は困難である。従って、海外で生きていくが、特に中国を中心に伸ばしていくつもりです」(正木社長)と最後に締めくくった。


 商社マンとして経験豊富な正木社長は現況を分析し、次に打つ手は既に決めていて、近いうちに具体的な考えが押し出されそうである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

最終更新:11月8日(日)7時14分

サーチナ

 

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