EMCは最悪期脱した可能性も、回復はゆっくりしたペースに=米モーニングスターリサーチレポート
11月6日(金)19時18分配信 モーニングスター
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●モーニングスターレーティング(注):中立(3つ星)
●予想適正株価 15.00ドル(11月5日終値:16.81ドル)
EMCが発表した第3四半期の決算は今回の不況における最悪期を脱した可能性を示唆するものだった。底堅いキャッシュフローや粗利益の回復は、ストレージの巨大企業の前途が明るい証拠である。
中核の情報インフラ部門の業績は安定し、しっかりした内容となった。この部門の売上高は第2四半期から8%増加したが、前年同期の水準をまだ7%下回っている。粗利益率は09年に入りいったん48%まで低下していたが、第3四半期に51%超まで回復した。利益率の改善は市場での競争激化に対するわれわれの懸念を和らげるとともに、顧客環境が安定しつつあることを証明した。魅力的なミッドレンジ(中規模向け)商品の提供や高級品の品ぞろえの刷新により、同社は競合他社のIBMや日立製作所 <6501> などと自社の製品を差別化することに成功している。同社のフリーキャッシュフロー利回り(1株当たりのフリーキャッシュフローを株価で割った数値)は19%であり、事業の健全性を示した。また、現金残高の増加により、同社は市場での地位を守るために買収や新商品開発などが行える強い武器を手にしている。
会社側は第4四半期の連結売上高を約40億ドルと予想している。EMCの決算は短期的にテクノロジーセクターで予想される広範な問題点を確認する内容となった。つまり、業績は安定した状態になってきたが、事業の回復はゆっくりとしたペースになるということだ。
(2009年10月22日作成)
(注)「モーニングスターレーティング」は対象銘柄の株価がどの程度割高か割安かをみるための基準で次の5段階で評価されます。5つ星が「割安」、4つ星が「やや割安」、3つ星が「中立」、2つ星が「やや割高」、1つ星が「割高」となります。
提供:モーニングスター社
最終更新:11月6日(金)19時18分
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