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来週の商品市況見通し=NY原油先物相場でWTIの予想レンジは75-85ドル

11月6日(金)19時25分配信 モーニングスター

 来週(9-13日)のNY原油先物相場で、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の価格予想レンジは75-85ドル。

 来週は大きな経済指標が少ない。「今週突破できなかった82ドルを積極的に超えてくるには、米株高やドル安など複合的な要因が必要となりそうだ」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 上席エコノミスト・野神隆之氏)との指摘があった。米企業決算発表や米ドルの値動きなどは引き続き市場の注目を集めるだろう。

 現在の原油先物相場には、押し上げ要因と下押し圧力が混在していて、方向感を見出しにくい。たとえば、ドル安を背景としたNY金先物(COMEX)の上昇は、原油先物をはじめ、商品市場全体を引き上げる役割を果たしている。投資家の金に対する意欲の高さが保有資産の多様化を招く結果、必ずしも安全資産とは言えない原油先物相場にも資金が流入しやすくなっている。一方、下ブレリスクとしては、暖房油需要の中心地である米北東部に関する天候が挙げられる。米海洋大気庁は、「来週の気温は平年を上回る」との予報を発表した。暖房油需要が後退すれば、当然、原油相場への下押し圧力は強まろう。

 穀物市場では、11月10日、米農務省が11月の需給報告(11月1日時点の年間の生産と需要見込み)を発表する。
 すでに今週3日、米民間会社インフォーマ・エコノミクスは、09年/10年産の米国のコーンと大豆の生産高見通しを10月発表時よりも低く予想した。そのため、「米農務省も10日の需給報告で低い数字を出してくる可能性がある」(認定テクニカルアナリスト・瀧本正志氏)という。来週のシカゴコーン先物(12月限)とシカゴ大豆先物(11月限)は上昇の可能性が高そうだ。

 今週は、米ノンバンク大手CITの破たんや欧州主力銀行への公的資金の注入など、欧米の金融セクター全体が悪い状態にあることが改めて確認された。「ドル安、ユーロ安が同時に起こりやすい状況にある」(瀧本氏)との指摘があり、NY金先物(COMEX)相場は一段と高い注目を集めそうだ。「来週は、特別なことがなければジリ高となるとみる。反落しても小幅にとどまり、1100ドルを目指す展開となるだろう」(瀧本氏)という。

提供:モーニングスター社

最終更新:11月6日(金)19時25分

モーニングスター

 

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