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ボトム確認・きっかけ待ち/ランチタイムコメント

11月5日(木)11時31分配信 フィスコ

 日経平均はじりじりと下げ幅を広げ、113.63円安の9730.68円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。また、一時9719.84円まで下げ幅を広げる場面をみせており、2日の安値(9736.14円)を割り込んでいる。業種別では、業績上方修正を発表した国際帝石が強い動きをみせて鉱業が上昇トップのほか、同様に上方修正が好感されたオリックスの上昇を受けたその他金融や、銀行、卸売(商社)の一角が小じっかり。一方、他のセクターは全般冴えない展開となっており、東証1部の騰落銘柄は値上り360に対して値下がり1171、変わらず143と、値下がりが全体の7割近くを占めている。個別では決算評価の流れが散見されるが、日産自などは寄り付きが高値レベルであり、収益に結び付きづらい。材料株などについても、電池関連の一角などに値幅取り資金が向っているが、三洋電の大幅下落やラオックスの減資を受けた急落などもあって、積極的な参加は見送られている。

 日経平均は9800円処での底堅さが意識されるかに思えたが、これといった抵抗もなく、じりじりと下げ幅を広げてしまった。これにより2日につけた安値でのボトム形成に失敗し、ボリンジャーバンドではマイナス1σが上値抵抗線として完成された格好である。そのためマイナス2σが位置する10月安値(9628円)辺りでのダブルボトムを確認するまでは、押し目買い意欲は強まらない。また、米雇用統計を見極めたいとするムードもあろうが、ADP雇用統計で不安感は後退していると考えられるため、米雇用統計待ちというよりも、ボトム確認・きっかけ待ちであろう。トヨタの決算が予定されているが、トヨタの動向はこれまで相場全体へのシグナル的な動きにつながっていた。トヨタは3550-3650円のボックスを続け、現在は中心レンジでの推移である。トヨタの決算がシグナルとなることに期待したい。(村瀬智一)
株式会社フィスコ

最終更新:11月5日(木)11時58分

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