アステラス、10年3月期営業益予想を下方修正
11月5日(木)16時53分配信 ロイター
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営業利益予想は、トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均値2220億円を9.9%下回っている。
「プログラフ」の後発品について、畑中好彦上席執行役員は会見で「想定よりも早くジェネリック品が浸透してきた。下期は40%程度の浸透を見通している」と述べた。
売上高は期初予想から80億円増加の9760億円(前期比1.1%増)となる見込み。「プログラフ」の後発品の発売により、北米でのプログラフの販売計画を従来の822億円から666億円に引き下げ、円高によるマイナスの影響も加わったが、過活動膀胱治療剤「ベシケア」の伸長、ワクチンや排尿障害改善剤「ハルナール」が期初予想を上回る見通しで、売上高の上方修正となった。
営業利益ベースは、製品構成の変化により売上原価が増加するのに加え、研究開発費も増えるため、前期比20.1%減の2000億円とした。当期純利益は期初予想を100億円下回る1250億円(前期比26.9%減)を予想している。
下期の想定為替レートは、1ドル=90円、1ユーロ=130円へと見直した。円高方向へ修正したことで、売上高で135億円、営業利益で17億円のマイナス影響になるという。
2009年4―9月の連結営業利益は前年同期比1.5%減の1293億円になった。通期予想に対する進ちょく率は64.6%。前年同期の通期実績に対する割合は52.4%だった。
円高の影響があったものの、主力薬の伸長で吸収し、売上高は前年同期比0.3%増となった。ただ、品目構成の変化により、売上原価率が1.4ポイント上昇したことで、営業減益となった。さらに受け取り利息の減少や為替差損36億円の計上により、営業外損益が悪化し、2ケタの経常減益となった。
為替円高の影響は、売上高で379億円、営業利益で145億円のマイナス影響だった。
畑中上席執行役員は「環境の変化を踏まえ、2011年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画を策定している」とし、10年5月頃の発表を予定していることを明らかにした。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
最終更新:11月5日(木)16時57分
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