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欧州市場サマリー(3日)

11月4日(水)6時09分配信 ロイター

     1409GMT       2日
ユーロ/ドル   1.4635       1.4768
ドル/円    90.230      90.330
ユーロ/円   132.07      133.40
               3日終値   前営業日終値
株 FT100 5037.21(‐67.29) 5104.50
  クセトラDAX     5353.35(‐77.47) 5430.82
金 現物午後値決め 1061.00 1062.00
             先物    現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限)  99.240 (+0.015)  0.441(0.421)
独連邦債2年物 1.265(1.293)
独連邦債10年物(12月限) 121.55 (‐0.36) 3.284(3.237)
独連邦債30年物   4.056(3.999)
 <為替> ドルが対主要通貨バスケットで1カ月ぶり高値をつけている。世界の銀行セクターをめぐる懸念や株安を受け、安全資産としてのドルへの需要が高まっている。
 <株式> ロンドン株式市場は反落し1カ月ぶり安値で引けた。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>とロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>の資産売却計画および政府による追加出資に加え、UBS<UBSN.VX>のさえない決算が銀行株を圧迫した。
 FT100種総合株価指数は一時4985.09まで下落し10月2日以来初めて5000水準を割り込んだ。
 ただ、9月の米製造業新規受注が予想を上回る伸びとなったことを受け、指数は下げ幅を縮小した。
 ロイズとRBSは3日、政府による合計310億ポンドの追加出資と資産売却計画を発表した。ロイズは史上最大となる135億ポンド(220億8000万ドル)の株主割当発行を実施すると表明。政府がネットで57億ポンド引き受ける。英政府はRBSにも255億ポンドを追加注入する。
 英財務省はロイズとRBS合わせて国内リテール市場の10%に相当する事業売却を両行に求めており、ロイズはリテール関連600支店を売却する方針を示した。RBSもRBSインシュアランスなどの売却を迫られるとみられる。
 RBSは7%下落。ロイズは、この日の発表でリスク資産を政府が保証する資産保護スキーム(APS)からの脱却が確認されたことを好感し、2.7%上昇した。
 1日の米ノンバンク大手CITグループ<CIT.N>の破産法適用申請や前日の米連邦準備理事会(FRB)銀行監督・規制局のジョン・グリーンリー副局長による米金融機関の不良債権化リスクをめぐる発言が尾を引き、銀行セクターに対するセンチメントは悪化していたが、UBSの予想を上回る赤字決算を受けて一段と冷え込んだ。
 UBSは5.8%安、HSBC<HSBA.L>は3.3%安。スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行<STAN.L>が1.8%、バークレイズ<BARC.L>は2%、それぞれ値下がりした。 
 需要懸念から鉱山株に売りが出た。フレスニロ<FRES.L>、BHPビリトン<BLT.L>、エクストラータ<XTA.L>、ベダンタ・リソーシズ<VED.L>が1.1―2.3%安となった。
 エネルギー株も軟調。BP<BP.L>、BGグループ<BG.L>、ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>、タロー・オイル<TLW.L>が0.6―2.5%下落した。
 欧州株式市場は反落し、主要株価指数は1カ月ぶり安値で引けた。スイスUBS<UBSN.VX>の決算や、英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>が政府の資産保護スキーム(APS)に参加することが嫌気され、金融株が売られた。
 FTSEユーロファースト300種指数は11.33ポイント(1.16%)安の968.93。10月初旬以来の安値で引けた。
 DJユーロSTOXX50種指数は50.65ポイント(1.83%)安の2712.30。 
 DAX・NEWボラティリティ指数は6週間ぶりの高水準となり、リスク選好の動きが低下していることが示された。
 金融株の下げが目立ち、DJユーロSTOXX欧州銀行株指数は3%低下。一時、8月中旬以来の水準に低下した。
 UBSは5.8%安。第3・四半期決算は、純損失が5億6400万スイスフラン(5億5240万ドル)となり、ロイターがまとめた予想平均の2億0700万スイスフランを大きく上回る赤字となった。主軸の資産運用部門で総額366億スイスフランの資金が流出したほか、会計関連費用が21億5000万スイスフランと予想を上回り、4四半期連続の赤字決算となった。
 RBSとロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は政府による合計310億ポンドの追加出資と資産売却計画を発表した。
 また、欧州委員会はストレステストの結果、2009─10年の銀行セクターの損失が4000億ユーロ(5909億ドル)に上る可能性があると推定したことで、銀行セクターをめぐる懸念が強まった。
 RBSは7%安。一時半年ぶり安値をつけた。
 一方、ロイズは2.7%高。135億ポンド(220億ドル)の、株主割当発行により、資産保護スキームから脱却することを表明し、安心感が広がった。
 他の銀行株ではスタンダード・チャータード<STAN.L>、HSBC<HSBA.L>、バークレイズ <BARC.L>、BNPパリバ<BNPP.PA>、ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>、バンク・オブ・アイルランド <BKIR.I>が1.8─11.8%下落した。
 <ユーロ圏債券> 終盤に入り下げに転じた。独連邦債先物は当初、軟調な金融株に引きずられた株安を背景に2週間ぶりの高値に上昇していたものの、米製造業新規受注が予想よりも強い内容となったことを受けて株式市場が下げ幅を縮めると値を消した。
 欧州連合(EU)欧州委員会は銀行セクターを対象とした健全性審査(ストレステスト)の結果、2009―10年に4000億ユーロ(5852億ドル)の損失を計上する可能性があると発表。これを受けて独連邦債先物は日中の高値をつけた。
 ただ、午後に発表された9月の米製造業新規受注が前期比プラス0.9%と予想を上回り過去6カ月間で5度目となる増加を示すと、それまでの上げを失った。
 ロンドンのあるトレーダーは「米指標を受けて若干売りが出た。4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明や5日の欧州中央銀行(ECB)・イングランド銀行(英中央銀行)の金利発表、6日の米雇用統計を前に市場で不安感が高まっている」と指摘。その上で「独連邦債は引き続き支援されており、警戒する理由はない」との見方を示した。
 1720GMT時点で、独連邦債先物12月限は25ティック安の121.66。一時122.44と10月13日以来の高値をつけた。
 独連邦債10年物利回りは3.5ベーシスポイント(bp)上昇し3.272%。同2年物利回りはほぼ変わらずの1.29%。
 2・10年物の利回り格差は前日の194bpから198bpに拡大した。
 この日はスペイン・オーストリア・ギリシャの国債入札が実施されたが、市場は順調に消化した。
           [東京 4日 ロイター]

最終更新:11月4日(水)6時10分

ロイター

 

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